注文住宅を建てる際、市の補助金と国の補助金を組み合わせることで、家づくり予算を大きく抑えられるケースがあります。ただし、各制度には申請順序・期間・要件があり、組み合わせ方を間違えると一部の制度が対象外になる可能性も。
このページでは、相模原市で活用できる主な補助金併用パターンを整理しました。
主な補助金制度の整理
国の制度
- 住宅ローン控除:13年間の所得税控除(最大455万円)
- 子育てエコホーム支援事業:ZEH住宅100万円、長期優良住宅80万円
- 地域型住宅グリーン化事業:長期優良住宅・ZEH等で90〜140万円
- すまい給付金:2021年で新規申請終了
相模原市の制度
- 子育て世帯向け住宅取得支援:30〜100万円
- 移住支援金:単身60万円・世帯100万円
- 省エネ住宅助成:ZEH等で30〜80万円
- 三世代同居・近居支援:20〜50万円
- 太陽光発電・蓄電池設置補助:5〜30万円
典型的な併用パターン3選
パターン1:子育て世帯×ZEH住宅
18歳未満の子どもがいる世帯が、ZEH住宅を建てるケース。複数制度の組み合わせで100万円以上の支援を受けられる可能性があります。
- 住宅ローン控除(長期優良住宅):最大455万円(13年間の所得税控除)
- 子育てエコホーム支援事業(ZEH):100万円
- 相模原市の子育て世帯向け住宅取得支援:30〜100万円
- 相模原市の省エネ住宅助成:30〜80万円
- 合計支援額:260〜735万円程度
パターン2:東京圏からの移住×長期優良住宅
東京から相模原に移住する世帯が、長期優良住宅を建てるケース。移住支援金と長期優良住宅の制度を併用。
- 住宅ローン控除(長期優良住宅):最大455万円
- 子育てエコホーム支援事業(長期優良住宅):80万円
- 移住支援金:100万円(世帯)+子ども加算
- 合計支援額:635万円+子ども加算
パターン3:三世代同居×太陽光発電
親世帯・子世帯が同居する二世帯住宅で、太陽光発電を設置するケース。
- 住宅ローン控除(長期優良住宅):最大455万円
- 相模原市の三世代同居支援:20〜50万円
- 太陽光発電補助:5〜10万円
- 蓄電池補助:10〜30万円
- 合計支援額:490〜545万円程度
申請順序と注意点
注意1:併用不可の制度に注意
一部の補助金は同じ目的の制度との併用が禁止されています。たとえば子育てエコホーム支援事業と地域型住宅グリーン化事業は、同じ住宅で両方を受けることはできません。事前に各制度の併用可否を確認してください。
注意2:申請のタイミング
多くの補助金は契約前または着工前に申請が必要。契約後・着工後では対象外になる制度もあるため、家づくり計画の初期段階で活用予定の制度を整理しておくことが重要です。
注意3:登録事業者での建築
子育てエコホーム支援事業、地域型住宅グリーン化事業など、登録事業者での建築が要件になる制度もあります。会社選びの段階で、補助金登録の有無を必ず確認してください。
注意4:性能評価書の取得
長期優良住宅・ZEH対象の制度では、第三者の性能評価書が必要になることが多いです。標準で性能評価書付きの会社(一条工務店など)を選ぶか、オプションで取得するかを契約前に決めましょう。
注意5:年度ごとの予算枠
補助金は年度ごとの予算枠があるため、予算上限に達すると締め切られる制度もあります。年度初めに申請するのが確実です。
注意6:所得要件・年齢要件の確認
子育てエコホーム支援事業など、所得要件・年齢要件がある制度では、世帯の状況によって対象外になることもあります。事前確認が必須です。
会社選びと補助金の関係
補助金を最大限活用するには、会社選びの段階で以下を確認することが重要です。
- 子育てエコホーム支援事業の登録事業者か
- 長期優良住宅・ZEH対応の標準仕様か(オプション扱いか)
- 性能評価書の取得が標準か
- 太陽光発電・蓄電池の取り扱いがあるか
- 過去に補助金申請をサポートした実績があるか
大手ハウスメーカー(三井ホーム、住友林業、積水ハウス、ミサワホーム、一条工務店など)は補助金対応の経験が豊富で、申請手続きを会社側でサポートしてくれるケースが多いです。タマホームなどのローコスト系も、長期優良住宅標準仕様で各種補助金の対象になります。